時の流れを感じる作品。文字を書くという行為がほとんど無くなってしまって久しいですが、自分で鉛筆を持ち、紙を見て書いた文字は少なからずその人の思いが乗っている物だと思います。手書きの手紙が無くならないのも、その思いがジンワリと伝わるからでしょう。この作品の作者は、文字の成長と共に、思いが成長していく過程を、作品を通して多くの人に伝えたいのだと思います。(小村一生)