裏や表、白と黒、光と影といった、2つの世界を行き来し、問題を解決していくというタイプのゲーム作品がとても多かったが、その中でも白と黒の2つの世界を行き来することと、アクションパズルという形式がきちんとかみ合って高い完成度になっていたのがこの作品だと思う。シンプルなルールですぐに理解して始めることが出来るが、各面が意外と難易度の高いマップとなっていて、その奥深さが感じられる。(資料として添付されていた全面攻略動画のものすごい速さにも驚かされた。)それにしても2つの世界を行き来するタイプのゲーム作品が非常に多かったのだが、いったいそこにどういう欲望が働いているのだろうか?
(谷口暁彦)