フルCG作品という難易度の高い表現ながら、それをしっかりと生かした世界観の構築がなされており、CGならではの軽快なカメラワークや派手な演出が非常に高い完成度と爽快感を生み出している。グループ制作ながら安定したクオリティを保てている点も素晴らしい。
(谷口充大)
学生CGコンテストは、来年で第20回を迎えます。2011年からの新しい実験からも3年が経ちました。今年は、変えていくことと変わっていくこと、そして変えてはいけないことと変わらないことについて、自分なりに考えながら作品を見ました。例えば、このような素朴な疑問です。歴代の審査委員だったら、今年の応募作品のなかで、どの作品を高く評価するのでしょう?答えは持っていませんが、この完成度の高いCGアニメーションは、学生CGコンテストのこれまでとこれからを考える際、とても意味のある作品であると思います。
(馬定延)