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ニューヨークで感じた、アートとテクノロジーの現在地

2026年6月、メディアアート分野の調査のためニューヨークを訪問しました。

ニューヨークは、マンハッタンを中心に金融、文化、テクノロジーなど世界中の人や企業が集まる都市です。街を歩いているだけでも、多様な人種や言語が混ざり合う独特のエネルギーを感じます。

今回は、滞在中に印象に残ったことと、現地のメディアアートの状況を簡単に紹介します。

◾️Uber

ニューヨークではUberが広く利用されており、移動や支払いはスマートフォンで完結します。ドライバーも世界各地から集まっており、移民都市らしい多様性を感じました。
また、日本車が非常に多く走っていることも印象的でした。Uberでもチップ文化は健在で、15〜20%程度を支払う人が多いようです。


■ 地下鉄

地下鉄は24時間運行しています。
駅や車内で音楽演奏に遭遇することも珍しくなく、街全体に表現活動が溶け込んでいるように感じます。一方で、同じホームに異なる行き先の列車が来ることもあり、慣れるまでは注意が必要です。


■ 街並み

マンハッタンでは、100年以上前につくられた建物やインフラが更新されながら使われています。
歴史的な外観を残しながら内部だけを改修した建物も多く、新旧が共存する街並みが特徴的です。数ブロック歩くだけで街の雰囲気や聞こえてくる言語が変わることも、この街の面白さの一つです。

NEW MUSEUMの上階テラスから街並みを望む。新しい建物と古い街並みが共存している。

街に点在する送水口も、個性豊かなものばかり。

■ メディアアートについて

今回の出張の主な目的は、ニューヨークのメディアアートシーンの調査でした。

アメリカでは、メディアアートが独立したジャンルというよりも、現代アートやスタートアップ、研究開発などと横断的につながっている印象があります。
その代表的な存在の一つが、1977年創設のNEW MUSEUMです。同館ではテクノロジーを活用した作品も積極的に紹介されており、現代アートとテクノロジーを結ぶ重要な拠点となっています。

また、同館が運営するインキュベーションプログラム「NEW INC」には、アーティストだけでなく、デザイナーや研究者、起業家など多様なクリエイターが集まっています。2026年3月には拡張施設もオープンしました。
現在は60組を超えるメンバーが活動していますが、今回確認した範囲では日本人メンバーを見かけませんでした。アジア出身者は多く、日本のクリエイターにとっても今後さらに挑戦の余地がある分野だと感じます。

ニューヨークは世界中から人やアイデアが集まり、新しい挑戦が生まれ続ける街です。今回の訪問を通じて、日本のクリエイターが海外で活動する可能性について改めて考える機会となりました。

DEMO 2026での出展者による作品展示の様子。LEDディスプレイと鏡面の床により没入感が増す。

今回の渡航はCG-ARTSが事務局を務めるJapan Creator Support Fundのメディアアート海外展開プログラム「WAN」の活動の一環として行われました。

WAN: WAN:Art & Tech Creators Global Network
(主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、CG-ARTS)

文化事業の主な活動はこちら▼▼

https://www.cgarts.or.jp/culture/

公開日:2026年6月12日

取材・文・写真:文化事業部スタッフ

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